シヅカ洋菓子店

自然保護

シヅカ洋菓子店

電車とバスを使いやっとたどりついた、路地裏のお店。扉を開けると、マスクごしでもわかるいい匂いに思わず深呼吸した。それもそのはず、洋菓子店には珍しく商品の8割を焼き菓子が占めているのだ。白衣のような制服に身を包むのは、代表の栗原さんが前職・ピエールマルコリーニでも仕事を共にした仲間たち。素材へのこだわりは後ほどご紹介するが、なんといっても「うんちくのいらない美味しさ」に圧倒される。

address icon 東京都港区三田５丁目４−１０

ピックアップ

サステナブルやエシカルに関心はあったものの...

それらを”取り入れる”にとどまっていた前職時代。もどかしさを感じ、コロナ禍を経て、根っこの部分からサステナブルなお店作りを決意。多くの種類の原料を使用する洋菓子だけに、材料の調達部分に特にこだわった今のお店が出来上がった。
素材にこだわった○○＝素朴な味わい？

「焼き菓子で想像を超えるのは難しい」が業界の定説だが、見事に裏切られた。素朴な味わいかと思いきやむしろ濃い味わい。平飼い卵など手間暇かけられた材料はそもそもが濃く、必然的に味がはっきり出るそう。反面、きび糖を使い重たさを感じさせないのも魅力。
誰かに贈りたくなる、自合わせのお菓子

シヅカとは「自然を束ねる」の意味。人気の缶入りアソートには、自然と調和する美味しさを目指した「自合（しあ）わせのお菓子」がぎしっり。オンラインでは開始30分で売り切れるそう。味はもちろん、その背景も含め誰かに送りたくなる、そんなお菓子だ。