服の環境負荷を知ってますか?リサイクルするときのポイント

slowz編集部

季節の変わり目はクローゼットの見直しの時期。 「もうこの服は着ないからどうしよう」思った方はすぐに捨てずに、リサイク ルという方法をとってみるのも手。整理収納アドバイザー&クローゼットスタイリストの戎谷洋子さんが実践しているリサイクルの方法について紹介しま す。 アパレル店員20年の経歴を活かして、服の扱い方やお手入れ方法なども発信さ れている、戎谷さんにご執筆いただきました。



クローゼット整理は「捨てる」から「それ以外の手放し方」へシフト

クローゼット整理のお悩みを聞くと、よく出てくるのは「捨てられない」という言葉です。 サステナブルへの意識も高くなってきた今こそ、「捨てる」から「それ以外の手放し方」へ シフトするのがおすすめです。実際に「捨てる以外の方法ならクローゼットのモノが減らせ るかも」との声もあり、これまで多数のお客様に「手放し方」の提案をしてきました。

そういう私も以前は、「部屋着用」「パジャマ用」の引き出しはパンパンでした。服好きで手 持ちの数が多いうえに、やはりまだ使えるのに「もったいない」、ただ捨てて燃やすのは「環

境問題」的にも良くないと、そう思っていたのです。 


整理収納で最初にすることは、「不必要なモノの手放し」

整理収納で最初にまずしないといけないのは、「不必要なモノの手放し」です。ところがこ のハードルは高く、最初にして最大の難関といっても過言ではありません。とくに「もった いない」「高かったから」と捨てられない理由はたくさんあるのです。

そんな中、数年前から、クローズアップされたのが「3R 運動」。 3R とは、
1Reduce(ゴミそのものを減らす)
2Reuse(繰り返し使う)

3Recycle(資源として再利用する)

この優先順位で廃棄物の削減に取り組むというものです。3のリサイクルは個人で実践す るのは難しいけど、減らすことと繰り返し使うなら自分でもできそうです。

このように私自身の経験から、クローゼットにお悩みのお客様にも、「捨てる」以外の選択 肢をお伝えました。すると「エコになるなら」「誰かの役に立つなら」と、やっとの思いで 手放す方が増えてきたのです。

私自身も 3R につながる手放し方を、実践してきました。


「リサイクル」「寄付」で手放した服が環境破壊につながっている!?

ですが、ある時、衝撃を受ける出来事が起こりました。「リサイクル」「寄付」などの名目で 服を回収していた業者が、じつは第三国で服をそのまま埋め立てているという記事を読ん だのです。広大な土地に掘られた穴。そこに捨てられ、巨大な山となった様子が、私には「服 の墓場」にえました。

ックのあまり、自分なりに調べたところ、残念ながらたような事が出てきます。そ してその服は、自らない素材も多く、ただ増えけるというのです。

実際に環境HP でも、服 1 着をるために起きる環境負荷説明をしていました。

https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

良かれと思って「3R 運動」をめてきたのに、実際はリサイクルされていない可能性もあ る。それ以来、「どんな服でもい取ります」という言をると、本当用していいの かと、悩むようにもなりました。

それなら、服をり、日常使いのできるエス(雑巾)にすることもそうとしましたが、 やはり大好きな服にハサミをれる行為心苦しくてえられず。

どうしたらいいのかと悩みながら、「今の自分がしでもできること」をしました。


毎日着る服は「ブンドを限定」というマイルール

ここで私のクローゼット事をお伝えしますと、20 アパルに携わった、筋金入りの フッシン好きなので、ムウエアを選ぶ基準は「本当に着たい」です。

素敵素材ムケアができないものもたくさんあるけど、ば買うし、お手れ してしみます。

方でンマイルエアや部屋着は「手放しサイクルがいもの」とって、ププを選びます。そしてンマイルエア部屋着パジャマと用えてく着るのです。

以前はリースに出していましたが、「服の墓場」の記事を読んでからは、手放しづらく、 第に「部屋着用」「パジャマ用」の引き出しがれるようになりました。手放す状態にな っても「もうし」と思ってしまう。これをどうえるかは人それぞれですが、私の場は 「イテナイ服を着ている自分」に持ちがってしまいました。

そこでったマイルールは「サイクルのい服は、自ブンドの服を回収しているシッ プに限定する」こと。自ブンドのものなら、回収実にリースやリサイクルをし てくれるはず、と思ったのです。

べてをつのブンド限定するのは難しいので、高頻度で手放すものからスートしま した。 


◆服の回収ってどうするの?でおすすめなブンド3


ここで、服を回収しているブンドを3ご紹介します。さんもご存知かつ身なブン ドのユニクロや GUH&M ZARA など。どこも店頭に回収 BOX 設置して います。
私も実際に取り組んでみて「
BOX れるだけ」という簡単さは、けるための大ポ イントだと実しています。


◆リサイクルを継続するために紙袋

「あとで」と思っていると、れたり、つい面倒になるのが整理収納とリサイクル。継続し て取り組むために、クローゼットには UNIQLO 紙袋いています。

「もういいかな?」と思ったらすぐ紙袋ポ!出かけるときに、そのまま持っておBOX れるだけです。もちろん、かのでもいいのですが、私の場はこの方が意識 付けできるようです。

この動の結果、こまめに手放すので、引き出しがれなくなりました。そして「ちんと 用してもらえる」という安心感は、「また持ってこよう」というモチベーシンにつなが っています。



クローゼットは地

クローゼットの整理収納は、最的に「本当に使うものだけを持つ」というところにきつ きます。それを捨てるのではなく環でうことこそ、サステナブルな取りくみにもがり ます。 アパ販売員、服をたくさんること、そして服が好きでたくさん所有してしまうと いう経験があるからこそ、大事なのは、「本当に使うものだけ持つということ」にいきつき ました。

まずは「実をり、自分にできることをさくてもやってみる」。 

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